新人看護師が1日のスケジュールを管理するうえで、メモは欠かせません。メモは先輩から教えられたことを書くだけでなく、タイムマネジメントにも活用できます。メモを使うと、仕事が効率的にできるようになり、タイムマネジメントを自然と習得できます。
たとえば、朝の時間に病棟に行った際、情報収集に必要な用紙、注射の指示箋などプリントアウトしなければならないものがあります。たくさん行うべきことがあるので、新人看護師は戸惑ってしまいます。ですが、先輩看護師も患者さんを担当しているので忙しく、すぐに聞くことができません。メモに業務フローをまとめておくと、効率的に業務をこなせます。
メモにスケジュールを書く際には、30分単位で書くと分かりやすいです。検査や点滴など時間が決まっている業務を先にメモし、その間に他の業務を入れていきます。勤務前におおまかなスケジュールを作成しておくと、いつ、何をすれば良いか分かるので効率的に動けるだけでなく、うっかり抜けてしまうこともありません。
「8:30申し送り、9:00バイタルチェック、10:30清拭…」のように、時間ごとに必要な業務を書いておけば、次に自分が何をすればよいか、何を準備すればよいかが分かります。
優先度の高い業務は赤ペンで書いたり、色分けしておくと見やすく便利です。実施したらチェックを入れる、という作業を行うだけで業務を忘れずにこなすことができます。メモを作成すると、日々の業務を確実にこなすことができ、ミスを誘発するリスクを減らせるでしょう。